偕楽園血圧日記 -2ページ目

その「計り知れない反米感情」はどこから?

 朝方の雨。
 今年のゴールデンウイークは天気が良くない。
 ようやく午後には晴れてきたと思ったら、明日はまた雨になるとか。
 後半はいい天気になってほしいなぁ。
「いばろく」の森アナウンサーが「ゴールデンウイーク」という単語を口にしていたけど、大丈夫なのだろうか?


 ヤフーニュースを見ていたら、朝日新聞の傘下雑誌が、

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 計り知れぬ反米感情はどこから

「米国に死を!」
 2021年、イラン国内で反米感情が高まるなか、米国と敵対する姿勢を貫くライシが大統領になった。2020年4月から2023年1月まで朝日新聞テヘラン支局長を務めた飯島健太氏は、著書『「悪の枢軸」イランの正体』のなかで、イランの人々の米国に対する憎悪を詳細に記している。なぜイランの反米感情は収まらないのか? 歴史を遡り、『「悪の枢軸」イランの正体』から一部を抜粋して解説する。

■イラン=悪の国?
 2001年9月11日、米国で同時多発テロが起きた。そして、2002年1月29日に大統領のジョージ・W・ブッシュが一般教書演説で、イランをイラクや北朝鮮とまとめてこう呼んだのである。
「悪の枢軸」
 ブッシュによると、理由はこうだ。
「イランは選挙で選ばれてもいない少数の権力者が、自由を求める国民を抑圧している。一方で、積極的に大量破壊兵器を追い求めていて、テロを輸出している」
 そのうえで、イランはイラクや北朝鮮とともに世界の平和を脅かす「悪の枢軸」を構成していると訴えたのだ。米国の国内では党派を問わず、イランは「敵」であり、「ならず者国家」や「テロ支援国家」と見なされることがある。イランのイスラム革命体制を潰したいという意見もある。また、米国と友好な関係を持つイスラエルはイランと対立していて、イランを脅威と見なしている。米政界に影響力を持つ「イスラエル・ロビー」のような政治団体の存在も大きい。
「悪」と断じることは、こうした「反イラン」の国や人びとの声に応じることになった。そして、イランに非難の声を浴びせて圧力をかけることは「正義」になったのだ。
 一方、イランの立場で見ると、「悪の枢軸」は言いがかりに過ぎなかった。イランはこの時、米国との関係を改善しようと動いていて、米国が9.11事件のあとに掲げた「テロとの戦い」には少なからず協力していたのである。イラン側のこうした事情は結局のところ、無視されることになり、米国に裏切られたという憎悪に繋がっていった。
(1331文字・略)
 一方で、イランには米国によるクーデターを起こされた過去が確かにあり、いまでも米国に抱く不信を象徴する事件として受け止められている。
 きっかけは、石油をめぐる問題だった。
 歴史的にイラン(当時の国名はペルシャ)は1856~57年の戦争で英国に敗れたあと、南部を中心に占領され、しばらくの間、英国の強い支配下に置かれていた。1908年5月にイランで初めて大規模な油田が発見された際も、採掘や石油の販売といった利権を英国に握られた。
 1951年4月に国会議員から首相となったモハンマド・モサデグが主導し、英国から利権を取り戻す目的で石油産業の国有化を決めた。これに対して英国は猛反発し、さらに、米国も対応に乗り出した。米国は、英国とモサデグ政権の間で高まる緊張を放置できない危険な状態だと受け止めたのだ。また、米国はソ連の封じ込めを図っていて、モサデグ政権に近づく共産主義勢力を警戒していた>。
 ここで米英は、モサデグの追放で一致する。
 1953年8月だった。米国の中央情報局(CIA)と英国の秘密情報部(SIS)の計画に基づくクーデターが成功した。モサデグは逮捕され、同政権は崩壊した。 イランはこの事件を挙げ、米国が掲げる民主主義を「偽善」だと非難し、信頼できない理由のひとつに挙げているのである。
 ライシが大統領になったことは米・イランの間にとどまらず、世界にとっても新たな問題を生んでいくことになる。
 飯島健太
 AERA dot. 4/29(月) 16:32

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 こんな記事を配信していた。

 イランとアメリカの関係を、主にイラン側を「被害者」の立場に置くことで定義付けようとしているのだが……イランの国民感情というのは本当のところはどうだろう?

 革命前は、


(画像livedoorNews「70年代はミニスカート…今からは想像もつかないイラン女性の姿」より)

 こんな風俗の中で暮らしていた人たちが、


(画像livedoorNews「70年代はミニスカート…今からは想像もつかないイラン女性の姿」より)

 こういう姿を「宗教的に強制」されている今は。

計り知れぬ反米感情」をいうならば、他国のことを一方的に決めつけて「アメリカは悪い」と言い切ってしまう自分たち日本の左翼の意識の源を探った方がいいのではないか?


 先日共同通信が、

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 沖縄「屈辱の日」に集会 日本の主権回復から72年

 日本が主権を回復した1952年のサンフランシスコ平和条約発効から28日で72年となった。発効に伴って奄美や沖縄が日本から切り離され、米軍統治下に置かれたため、沖縄県内では「屈辱の日」とも呼ばれる。米軍基地問題について県外で関心を高めることも目的に、京都市では同日午後、集会が開かれ、沖縄出身者や京都市民らが参加した。
 例年、那覇市で集会が開かれ、今年は26日に実施予定だったが、天候不良で中止になった。
 国土面積の約0.6%の沖縄県には、現在も在日米軍専用施設の約7割が集中。過剰な基地負担が続く中、近年は石垣島など先島諸島で自衛隊を増強する政府の「南西シフト」も加速している。
 共同通信 4/28(日) 18:44

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 こんな記事を書いていた。

(2013/03/10の記事、国というものがよく分かるようになろう)で唐突に呼び出したもののまったく定着していない「屈辱の日」呼びで、沖縄の「朝日の仲間たち」がまだガチャガチャやっている。

 そもそもこの「屈辱の日」という表現は(2011/05/30の記事、反対者ほど強引に話を進める不思議)で引用した記事にあるように、「県外移設を掲げた民主党政権が、辺野古案に戻る日米合意にサインした昨年5月28日を、名護市の稲嶺進市長は『屈辱の日』と呼んだ」あたりから出てきたもの。
 それが日本の主権回復の日に「沖縄が外されたから」と「屈辱の日」である。

 いったい彼らは何がしたいのだろう?
 ただひたすら沖縄の日本からの分断のために「被差別意識」を煽っているだけではないか。
 そういう彼らは沖縄戦を取り上げる時、「悪の日本から沖縄を解放してくれた米軍」という言い方をする。
 ところがその同じ口で「今沖縄を苦しめている米軍」という。街の中には強姦魔の米兵が酔っ払い運転しまくって県民は息をひそめて怯えているかのような印象で語るのだ。

 彼らのこの「計り知れぬ反米感情」と「とんでもない反日意識」はどこから出てくるのだろう。
 それで「アメリカは日本を守る矛」だの「日本政府はどんどん金をくれ」というのである。

 私にはただ「世間知らずの『意識高い系』人間が、日本によからぬ思いを抱いている相手に誑かされて『俺正義』に思いあがっている」ようにしか見えない。


 本日の切り傷。

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 頸動脈の塊から微小プラ 脳卒中4倍、伊の研究チーム発表


(写真、共同通信より。頸動脈の塊から検出された微小プラスチック(矢印部分)(米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン提供))

【オタワ共同】頸動脈疾患の患者257人の血管にできたプラーク(塊)を切除して分析したところ、6割から直径5ミリ以下の「マイクロプラスチック」などの微小プラが検出されたと、イタリアなどの研究チームが24日までに発表した。検出されたグループは検出されなかったグループに比べ、脳卒中や心筋梗塞を発症したり、何らかの原因で死亡したりするリスクが4倍超だった。
 微小プラが人の体内で検出される事例が国内外で相次いで報告されているが、健康影響についてはよく分かっていない。チームは取材に対し、今回が微小プラと疾患との関連を示唆する「初めての研究」だとしている。

 包装容器などに使われたプラスチックがごみとして海や川に流れ、劣化して微小プラが発生。
食事などの際に体内に取り込まれているとみられる。プラごみ汚染を規制する条約策定に向けた政府間交渉委員会が23日、カナダの首都オタワで始まった。11~12月の次回会合で目指す条約案合意に道筋を付けられるかどうかが焦点。
 共同通信 4/24(水) 18:13

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 ええと、共同通信さん、人間の消化器は食物を分子レベルで取り込むのです。
 脂肪ですら大きすぎて脂肪酸に分解しなければ柔毛内にはいらないのですが、どうやって「直径5ミリ以下」と計れるほどの塊が入るのでしょう?
 そっちの方がすごい発見ではないですか。本当ならば。

 もし血管内にマイクロプラスチックがあったというのならば、それは普通に切り傷などから入ったと考えた方が自然。治療のために貼るプラスターの繊維などを疑った方がいいですね。

 

携帯から一言

今日は昭和の日ということで、県立歴史館に、

 

 

 

やってきた。

 

 

長久保赤水も取り上げられているということで、高萩市役所に行かなければ手に入らない日本與地路程図を売っているかと思ったのだが、ないなあ。

 

 

 

この部分が面白い地図なのだが。

 

 

「高麗を見る」と書いてあるのだから、「ここから高麗が見える」ということで、ここは「高麗」ではない。天保11年の時代の竹島は「高麗ではない」という認識ということだ。


 展示室を移動すると、昭和の遊びということで、

 

 

 

メンコがかざってあるが、私らが使っていたものは四角かったな。

 

蝋を塗ったり端をほつれさしたりと、結構汚いことをみんなやってた(笑)。

 

 

 
この掃除機、昔、家にあったぞ。
 
 
 

 

 

 

急激な変化はいろいろよろしくない。

 連休2日目もあまり天気が良くない。
 そして、暑いなぁ。なんでこんな急に夏がきたのだろう。
 おかげで具合もあまりよくない……。


(2024/03/20の記事、「わざと」なのか「ただの不勉強」なのか……)で日銀の「マイナス金利解除」のことを取り上げた時、「政策金利上げだー」と騒ぐメディアに対して「日本のメディアはゼロ金利政策とマイナス金利政策の違いがわからないのか?」と苦言を呈したが、

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 日銀、政策金利を据え置き 決定会合、物価見通しは引き上げ

 日銀は26日の金融政策決定会合で、
政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を現行の0~0.1%程度で据え置くことを決めた。3月に17年ぶりの利上げとなるマイナス金利政策の解除に踏み切ったばかりで、経済への影響を見極める必要があると判断したもようだ。日銀は消費者物価の見通しも示し、2024年度と25年度の上昇率を引き上げた。
 日銀は長期金利が急上昇するリスクに備え、国債購入を続ける方針も維持した。植田和男総裁が午後に記者会見し、決定理由を説明する。
 日銀が決定内容を公表した後、東京外国為替市場では円安が進み、円相場が一時1ドル=156円台に下落した。1990年5月以来、約34年ぶりの円安水準。植田氏は円安が物価に無視できない影響を与えれば追加利上げに踏み切る考えを示しており、会見では最近の円安加速を巡る発言が焦点となる。
 日銀は会合後、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表。24年度の消費者物価上昇率は1月の前回リポートで示した前年度比2.4%から2.8%に上方修正した。
 共同通信 4/26(金) 5:23

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 中にはちゃんと「日銀が『政策金利』としてみているのはコール短期市場の金利で、当座預金のものではない」ことを知っているところもあったようだ。
 知っていて、「政策金利が上がるぞ!」といっていたわけだ。なんと始末が悪い

 そんなメディアに乗せられて、上記記事で引用したような「アベノミクスがどうたら」とかいう人間がはしゃぎ、政治家までが「(マイナス金利政策解除は)自民党と手先の敗北宣言」などと言っていたのだから、なんというか、頭が悪いというか恥ずかしいというか。
 とりあえず彼らには「脊髄反射しないで、まあ落ち着け」といってやりたいところだ。

 で、日銀は相変わらずの「ゼロ金利政策」を続けているわけで。投機筋が調子づき、

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 円急落、34年ぶり158円台 日銀の政策維持で NY市場


(写真、時事通信より。1ドル=158円台に急落した円相場を示すモニター=27日午前、東京都中央区)

【ニューヨーク時事】週末26日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が1ドル=158円台前半に急落し、1990年5月以来約34年ぶりの安値水準を付けた。
 日銀が政策金利の据え置きを決めたことなどを背景に、円売り・ドル買いの流れが一段と加速。日本の通貨当局による為替介入への警戒感が高まっている。
 午後5時現在は158円32~42銭と、前日同時刻比2円73銭の大幅な円安・ドル高。
 日銀は26日、金融政策の現状維持を決定。植田和男総裁は金融政策決定会合後の記者会見で、円安について「基調的な物価上昇率に今のところ大きな影響を与えていない」と述べた。市場では利上げが遠のいたとの見方が広がり、円安が一段と進行した。
 さらに、この日発表された3月の米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレの根強さを示唆する内容だったことから、連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが進んだ。 
 時事通信 4/27(土) 5:52

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 円安が進んでいる。

 世界的な流れとしては、

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 ドル高「常に問題」 高金利持続に警戒 G20議長国会見

【ワシントン時事】18日開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後、議長国ブラジルのカンポスネト中銀総裁は記者会見し、ドル高の急激な進行に関し「常に問題だ」と述べ、警戒感をあらわにした。
 また、インフレ鈍化の停滞により、高い金利水準が続く可能性にも懸念を表明した。
 カンポスネト氏は、米金利上昇を背景とするドル高で、新興国・低所得国のドル建て債務の負担が増す恐れがあると警告。米国などでの根強いインフレ圧力を背景に、「長期にわたって高金利が続く公算が大きくなる」との見解を示した。 
 時事通信 4/19(金) 7:23

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 ドル高という方が正しいのだが、いずれにせよこの急激な為替変動は、貿易に絡んでよろしいものではない。
 為替相場というのは安定していれば、推移はそれほど大きな問題ではないのだ。企業もそれに対応する時間が持てるから。
 ただ今は、あまりに変動が激しくてその時間がない。

 そういう話なのに、

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 玉川徹氏「円安で日本が弱くなった」 GWの海外旅行先の変化や物価高

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏(60)が25日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。
 円安と物価高でゴールデンウイークの海外旅行の行き先が様変わりした現象に、「円が安すぎる。150円が適正とは思わない。アベノミクスの結果」とコメントした。
 アベノミクスという政策誘導であえて円安としたことで、企業に対する「忖度(そんたく)」がなされた。玉川氏は「企業を助けたため、研究開発や商品開発ができず、本来ならもっと強い企業が生き残るはずだったが、日本が強くなれずに弱くなった」と持論を展開した。
 コメンテーターで弁護士の結城東輝氏は、「日本経済が弱くなっている。実体経済を成長させていかないと」と問題視した。起業家の石川アンジュ氏も「円安で子供や学生が海外旅行や留学する機会が喪失される」と、国家的損失の危険性も指摘していた。
 日刊スポーツ 4/25(木) 9:47

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 普段から「日本なんて」といっているような層が「日本の国力が落ちてどうたら」と日本の心配をしてくれているのだから面白い話だ。

 中にはアジアの国々からの観光客を出して「日本円がどうたら」といわせている記事もあったが、そういう記事を書く人間は自分の中に「アジアの国は日本より下なのにぃ!」という意識があることを自白しているだけ。なんという差別思想の持ち主なのだろう。
 そしてお定まりの「円安で物価が上がってー」である。

 岸田総理が、

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 岸田首相「30年ぶりに経済の明るい兆し」投稿にツッコミ続々 「むしろ地獄」「お先真っ暗」と怒りの声

 岸田文雄首相(66)が27日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新。28日投開票の衆院補欠選挙、島根1区で自民党候補の応援を呼び掛けたが、3時間足らずで4000件を超える否定的なコメントが殺>到する大荒れの事態となった。

 岸田首相はこの日、衆院3補選で唯一の与野党対決となった島根1区入り。松江市で街頭演説を行い、「私たちは覚悟を決めて党を変えていかなければならない」と述べた。
 午後6時22分には自身のXを更新し、街頭演説の写真を投稿。「いま日本においては30年ぶりに経済の明るい兆しが出てきました。大企業だけではなく中小企業、そして地方、農林水産業、介護、福祉、建設等様々な分野で幅広く賃上げを広げていかなければならない」とつづった後、自民候補をアピールした。
 物価上昇や歴史的円安、庶民の苦境がまるで見えないかのようなこの投稿に、怒りのリプライが続々。「ズレてるなあ」「30年間も何をしてたんですか?」「明るい兆しところかお先真っ暗」「明るい兆し?どこだ?」「こんなに円安なのに明るいの?」「実質賃金が下がる一方です」「円安で国民の貯金は毎日価値が減っています。どうするんですか?」「明るい兆しは上級国民だけですよね?」「世の中は明るい兆しどころか日に日に地獄なんだが?」など、投稿から3時間足らずで4000件(27日午後9時15分現在)ものコメントが届いている。
 スポニチアネックス 4/27(土) 21:25


 止まらぬ円安『ジンバブ円』? ハイパーインフレで100兆ドル札を発行した通貨になぞらえる声 「政府や日銀は危機感もて」

 26日のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=158円台まで下落したことを受けて、X(旧ツイッター)では27日、天文学的なインフレが記録された南アフリカにあるジンバブエの通貨と日本円を重ねた「ジンバブ円」がトレンド入りした。危機感をあおるようなコメントの一方、冷静な意見も相次いだ。
 ジンバブエで流通し、現在は廃止された「ジンバブエ・ドル」は経済政策の失敗により、価値が下落し続け100兆ドル札が発行されたことで知られる。
「ジンバブ円ってのはさすがに冗談ぽいんだけど『年始からの貨幣価値の下落でいうとトルコリラを超えている』ていうの見るとリアリティ増してつらい」「ウチらはジンバブ円とか言ってる人たちを笑って見てりゃあいいけど、政府や日銀は自国通貨がいじられることに危機感もてよな」などの声が上がった。
 一方で、例えが大げさすぎるという見方も。「下落率が2桁足りない」「語感はいいんだけども現状の急激な円安に対する表現ではないよね 日本にハイパーインフレが到来したときにあらためていえ、と」など安易な拡散をいさめる意見も多かった。
 中日スポーツ 4/27(土) 12:08

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「経済にいい方向の動きが見えてきた」といっただけでこの大騒ぎ。

物価上昇や歴史的円安、庶民の苦境がまるで見えないかのようなこの投稿」に、「むしろ地獄」「お先真っ暗」? 「ジンバブ円」?
 なにを書いているのだろう。これらスポーツ紙は。
 これらの発刊社もまた、春闘で結構な賃上げを決めたことだろうに。

「ハイパーインフレ」だの「物価上昇による庶民の苦境」だのという表現は、

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 3月のインフレ率287% アルゼンチン

【サンパウロ共同】アルゼンチンの国家統計院は12日、3月のインフレ率が前年同月比287.9%となったと発表した。スペイン通信によると、上昇率は世界で最も高い水準。2月の276.2%から拡大した。
 一方、3月の前月比のインフレ率は11.0%と3カ月連続で縮小した。2月は13.2%だった。
(後略)
 共同通信 4/13(土) 6:03

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 こういう状況になってから使おう。

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 都区部の消費者物価上昇、3カ月ぶり2%切る 高校の実質無償化影響

 総務省が26日発表した4月の東京都区部の消費者物価指数(速報値)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞく総合指数(2020年=100)が106.4で、前年同月より1.6%上がった。上げ幅は2カ月続けて鈍り、3カ月ぶりに2%を切った。最大の要因は東京都による高校の実質無償化だが、食品の値上げラッシュが落ちついたことも影響している。
 私立高校の授業料(入学金を含む)は61.7%の下落で、比較できる1971年以降で最大の下げ幅だった。生鮮食品を除く食料は3.2%上がったが、上げ幅は9カ月連続で縮み、22年6月(3.1%)以来の水準だった。
 都区部の指数は全国分に先駆けて発表され、物価の傾向を早くつかむのに利用される。今年3月の全国の生鮮食品をのぞく総合指数は2.6%の上昇で、上げ幅は2カ月ぶりに鈍化したものの、日本銀行が目標に掲げる「2%」以上は24カ月連続で満たしている。(内藤尚志)
 朝日新聞デジタル 4/26(金) 11:16

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 こんな程度で「苦境苦境」と喚いていては、世界の多くの国、アメリカからですら、呆れられるだけだ。


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 トランプ氏「シンゾーを通して知っている」…麻生氏とニューヨークで会談


(写真、読売新聞オンラインより。23日、米ニューヨークのトランプタワーで会談前にトランプ氏(左)から出迎えを受ける麻生氏=AP)

【ニューヨーク=岡田遼介、金子靖志】自民党の麻生副総裁は23日夕(日本時間24日朝)、訪問先の米ニューヨークでトランプ前大統領と会談し、日米関係の重要性や中国、北朝鮮情勢などについて意見を交わした。トランプ氏が11月の大統領選で勝利する可能性に備えて個人的な関係構築を図る狙いがある。
 会談はトランプ氏が拠点とするトランプタワーで約1時間行われた。トランプ氏は麻生氏を出迎え、記者団に「親愛なる友人であるシンゾー(安倍元首相)を通して知っている」と紹介。「麻生氏は日本だけでなく世界でも尊敬されている人物だ」と述べ、「我々は互いを知り合わなければいけない。これから日本と米国のことや他の様々なことについて話す」と語った。
 トランプ氏は安倍氏との親密な関係で知られ「(安倍氏は)偉大な人物だった」とも振り返った。麻生氏との会談でトランプ氏は、日本の防衛費増額を歓迎した。
 麻生氏は1月にもニューヨークを訪れ、トランプ氏との面会を調整したが実現しなかった経緯がある。麻生氏は現職のバイデン大統領と個人的な信頼関係を深めている岸田首相に代わり、党の立場から日米の関係を強化したい考えだ。
 読売新聞オンライン 4/24(水) 11:09

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 麻生元総理が、トランプ前大統領に会いに行った。

 トランプ氏が安倍氏のことを触れてくれたのは、うれしいところだ。
 安倍氏に渡すはずだった「ホワイトハウス・キー」を麻生氏に託したともいうし。本当に気が合っていたのだなぁ。
 安倍氏が亡くなった時、自宅が捜査されているなどのゴタゴタがなければ日本に飛んできてくれたのではないだろうか。

 そのトランプ氏をうまく麻生氏が乗せたのか、

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 トランプ氏「米国の製造業にとって大惨事」…34年ぶり円安・ドル高水準更新で

【ワシントン=田中宏幸】米国のトランプ前大統領は23日、外国為替市場の円相場で約34年ぶりの円安・ドル高水準を更新したことを受け、「米国の製造業にとって大惨事だ」とSNSに投稿した。トランプ氏は貿易赤字の削減を主張しており、現在のドル高を問題視する姿勢を鮮明にした。
 トランプ氏は投稿で、
ドル高は「愚かな人々には心地よく響くが、彼ら(米製造業)は競争ができず、仕事を失うか、『賢い』国々に工場を建設するかのいずれかを余儀なくされるだろう」と指摘した。
 自身が大統領に在任中は、ドル高を阻止するために「日本と中国、その他の国に制限を設けていた」とも主張した。為替介入などの通貨誘導政策を防いできたとの趣旨とみられ、「制限を破れば、地獄を見ていただろう」とも強調した。
(後略)
 読売新聞オンライン 4/24(水) 11:21

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「過剰な自国通貨高」に対して危機感を示している。

「通貨の変動に危機感もて」というならば、自民党やトランプ氏などはちゃんとそれを持っている。
 一方でこの「過剰な通貨高」を実現していた政権がかつて我が国にあって、その時の関係者や支持者はその時の経済状況を「今よりまし」とネットで吹聴しまくっている。

 さて、


https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1784191372012237154

「景気が悪くして補助金だ」といっているこういう人を支持する人は、どれぐらいいるのかな?


 本日のアート。

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 ひたすら「も」を描く 自由な発想のアール・ブリュット展 滋賀


(写真、毎日新聞より。ドラえもんの「も」を何百回と繰り返して描いた作品(左)などが並ぶ=大津市瀬田南大萱町の滋賀県立美術館で2024年4月19日午後0時3分、飯塚りりん氏撮影)

 既存の文化芸術にとらわれない自由な発想で創作され「生の芸術」とも訳されるアール・ブリュット。多くの作り手が障害のある人や正規の美術教育を受けていない人だ。その作品群が滋賀県立美術館(大津市瀬田南大萱町)で公開されている。【飯塚りりん】

 テーマは「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人―たとえば、「も」を何百回と書く。」。同美術館では昨夏に日本財団から寄贈を受け、所蔵するアール・ブリュット作品が817件(寄託品含む)となり世界有数、国内公立美術館では最多になった。
 寄贈品はアール・ブリュットが日本で広まるきっかけとなった「アール・ブリュット・ジャポネ展」(2010年、パリ)で展示された貴重な作品群。今回は約450点を初公開した。

 一番の注目は、ひたすら文字や絵を繰り返す「繰り返しのたび」。青い服を着た「お母さん」を繰り返し描いた作品では、段々と人物のサイズが大きくなり、紙の余白を埋め尽くしていく。平仮名の「も」を青いペンでひたすら繰り返す作品は「ドラえもん」の「も」だといい、同展示会のタイトルにもなった。同美術館の山田創学芸員は「自閉症の一つの特徴ともされる繰り返しは、窮屈さやストレスを与えるが、やすらぎを感じる行為でもある。繰り返しの持つ意味を感じてほしい」と解説する。

「色と形をおいかけて」ではクラゲやユニホームの形を無数に反復した作品など独特な色や形をちりばめた作品が並ぶ。甲賀市の福祉施設「信楽青年寮」で制作した伊藤喜彦さんの粘土作品は目玉状の突起物が特徴で、モチーフの多くは鬼だという。
 最終章の「心の最果てへ」では、過去の記憶や経験を掘り起こして描いた作品など心の動きに着目した。作り手の中には精神科病院に入院し、閉鎖的な環境の中で制作した人も多いという。

 山田学芸員は「一人一人につくりたいという願望やつくらなければならないという強迫性があった。作り手のつくることへのエネルギーを感じてほしい」と見どころを語る。
 6月23日まで。一般950円、高大生600円、小中生400円。午前9時半~午後5時(入場は午後4時半まで)。月曜休館(祝日開館、翌火曜休館)。問い合わせは同館(077・543・2111)。
 毎日新聞 4/27(土) 9:00

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「ひたすら『も』を描く」。それってつまり「ぬ」のハンカ……。
 そういえばあの作品も「つくりたいという願望やつくらなければならないという強迫性」の感じられるものだったな。

 うん。アートというのが狂気と紙一重だというのがよくわかる。
 複製やネット映像ではない「本物」の作品をみると疲れてしまうのは、そういうエネルギーが満ちているからなのだろうな。


 

安保体制が固められると困るのは、だーれだ?

 天気が悪く湿ったいゴールデンウイークの始まり。

 そのゴールデンウイークのおかげで、昨日は雑誌系配信社がやたらとヤフージャパンで「駆け込み」の記事を書きまくり。
 そこに日銀会合と円安の話が重なって量が増え、夜に一日分の記事を全部さかのぼって読むことができなくなってしまった。
 だからこのタイムライン形式はダメだと何度も書いているのに。


 さて、その雑誌兼メディア、いつものように選挙となると「自民党スキャンダル」をほじくり返して大騒ぎ。それに踊らされた「世間の声」で、

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 自民宮沢氏に不倫同居報道 25日に議員辞職へ

 自身の不祥事を理由に議員辞職願を提出している自民党安倍派の宮沢博行衆院議員(比例東海)が24日、妻子を持ちながら、別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたと文春オンラインに報じられた。宮沢氏は同日に離党届を提出し、受理された。辞職は25日の衆院本会議で許可される見通し。
 文春オンラインによると、宮沢氏は静岡に妻子がいるが、東京で女性(28)と、家賃などを負担して同居生活を送っていた。宮沢氏は事実関係を認めたという。
 宮沢氏は辞職願を提出した23日、「私の不祥事が重なり、辞職を決意した。政治不信を増幅しかねないということもあった」としたが、不祥事の内容の詳細な説明は避けた。
 共同通信 4/24(水) 18:38


 女性問題報道の宮沢氏、議員辞職 「妻子持ちながら同居」と文春

 衆院は25日の本会議で、自民党を離党した宮沢博行衆院議員=比例東海=の辞職を許可した。宮沢氏は、妻子を持ちながら別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたと文春オンラインに報じられていた。2021年衆院選の自民比例名簿に基づき、森由起子氏が繰り上げ当選する公算。
 自民・宮沢氏が議員辞職願を提出 「不祥事重なり決意」
 宮沢氏は静岡県磐田市議などを経て、12年に初当選し、現在4期目。安倍派に所属し、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて昨年12月、防衛兼内閣府副大臣を辞任していた。
 共同通信 4/25(木) 12:17

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 また辞職者が出るというくだらない週刊誌政治が行われる。

 どこまでくだらないのだろう。
 週刊誌の中には「パパ活がどうの」と売買春が行われていたかのような書き方をするところもあるが、こんなものただ「妾宅を作っていた」というだけの話。宮沢氏の家族の中の問題なのだから外野がぎゃあぎゃあ騒いで職場から放逐するなど、やり過ぎにもほどがある。
 渋沢栄一を最高額のお札の顔にしようという国の価値観ではない。「天は清廉潔白で一点の瑕疵もない者に権力を与える」という「天子論」を持つ大陸の考え方が、いつから主流になってしまったのだろう。

 そういう「大陸系」の価値観を持つのだろう人間は相変わらず、

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 岸田首相、女性問題で辞職願提出の宮沢博行氏に説明責任要求 蓮舫氏「説明させ辞職させるべき」

 岸田文雄首相は24日の参院予算委員会で、防衛副大臣を務めた自民党の宮沢博行衆院議員(49=比例東海ブロック)が、25日発売の「週刊文春」に不倫問題を報じられる見通しであることを念頭に、24日に突然議員辞職願を提出したことをめぐり、その理由について「一身上の都合とうかがっている」と述べた。「ご自身の政治活動などについてさまざまな理由があり、それを受けて議員を辞職したいと申し出たと承知している」とも話した。
 立憲民主党の蓮舫参院議員の質問に答えた。

 蓮舫氏に「『政治活動にさまざまな理由があって辞める』。それでよしとしたのか」と指摘されると「それを党として受け入れると判断をした」と述べたが、判断の根拠を問われると、あいまいな発言に終始。「辞めると判断したのは本人。それを受け入れた」と釈明した。
 蓮舫氏は「文春オンライン」が、宮沢氏が妻以外の女性と同居していたなどとする内容の記事を配信していることに触れ、首相も「報道が流れていることは承知している」と述べた。
 蓮舫氏はその上で「私生活での不適切な行為。1人で勝手に辞めさせるのではなく、ヒアリングをして厳格な処分、(本人に)説明をさせてから辞職させるのが(首相の)役割ではないか」と指摘。
(後略)
 日刊スポーツ 4/24(水) 14:24

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 週刊誌を掲げて総理大臣を詰るという国会パフォーマンスをやっているのだが、この宮沢氏の辞職に関しては、

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「記憶にございます」に「流行語大賞」の声…“パパ活”辞任でも宮沢博行議員の潔さに一定の評価

「パパ活」疑惑を含む不倫問題を報じられ、25日の衆議院本会議で辞職が許可された宮沢博行衆院議員(49=比例東海ブロック、自民党離党)に対し、SNS上では同日、批判や追及の声とともに、宮沢氏が潔く疑惑を認めたことについても多くの声があがった。
 宮澤氏は24日、「パパ活」疑惑を追及する取材に対し「大変申し訳ございません。記憶にございます」と回答。政治家のスキャンダル回答として定型化し映画のタイトルにまでなった「記憶にございません」の対極の言葉となった。
 メディア出演でも知られる政策アナリスト石川和男氏はX(旧ツイッター)で「【流行語大賞候補】『記憶にございます』」と、この発言を紹介。SNS上では他にも「早くも流行語大賞ノミネート作品現る」との声があった他、「潔さは買う」「『記憶にございます』って答えた政治家、初めて見たかも」「素直なことは評価するよ」「なぜか好感度を高くさせる」などと、スキャンダル発覚直後ながら評価する声も見られた。また、「この幕の下ろし方、炎上対策として一定の評価がされそう」と、危機管理の視点から指摘する意見もあった。
(後略)
 日刊スポーツ 4/25(木) 16:26

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「いつものバッシングと違う形になっている」と書くこたつ記事がある。

 やれやれ(ため息)。

 記事は「記憶にございません」と対比しているが、こんなもの明らかに、

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 あの流行語とそっくり 岸田首相 裏金事件で森元首相への聴取の「記録はごさぜいません」

 岸田文雄首相は22日の衆院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、森喜朗元首相へ聴取した際の問答について「記録はございません」と発言した。森氏は、裏金づくりが始まったと言われる2000年前後に清和政策研究会(現安倍派)会長の座にあったキーマン。その重要人物への聞き取りが、文書などの記録として残されていないことに、議場から「えーっ!?」と驚き>の声が上がった。
(後略)
 スポニチアネックス 4/23(火) 5:30

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 こちらにあてこすっているのはまるわかりではないか。

 要するに「そっち系」の中で「この手の話」は、自分が叩きたいものを叩くための道具で、彼らが「自分が使いたいと思ったらそう使う」というものでしかないということ。「暴言市長」と呼んで叩いていた人間が政府批判をし始めた途端に「救国の政治家」と持ち上げているのと同じく。
 まともに相手にするのもばからしい。


 彼らの中ではとにかく「岸田が邪魔」。

https://twitter.com/byezoushigaya/status/1783130391534243893

 こんな、立民議員ならば確実に「名誉棄損」で訴えるようなことも平気でされる。


 なにしろ、

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「米国の指導力は不可欠だ」 岸田首相の演説引用する米議員、上院でも続出

【ワシントン=渡辺浩生】ウクライナ支援などを盛り込んだ緊急予算の採決前の23日の米上院討論で、岸田文雄首相が11日に米議会で行った演説を引用しながら、米国のリーダーシップの重要性と予算案の支持を訴える議員が相次いだ。
 共和党上院トップのマコネル院内総務は冒頭、「諸君は『米国の指導力は不可欠(indispensable)だ』という日本の首相の意見を共有するのか、それとも世界的な指導力の責任と利益を放棄するのか」と呼びかけた。
 続いて同党のグラスリー上院議員は、自国のあるべき役割に関する米国民の「心の中の自己疑念」という岸田氏の言葉を引き、「日本の首相は、自由を擁護し安定と繁栄を育てる米国の指導的役割を感動的に話した」と述べた。
 同党のサリバン上院議員も「日本は肩を並べて米国と協力し合うと、日本の首相が語った。われわれも同盟諸国との協力に注力するというメッセージを送らねばならない」と訴えた。
 中露などの挑戦を受け自由世界が未曾有の危機にある中、予算案採決は議会にとり「世界をリードする米国の意欲と備えの試金石」(マコネル氏)となり、岸田氏の議会演説は格好の素材となったようだ。
 20日の下院での採決前討論でも、共和党のヒル議員と民主党のカムラガー・ダブ議員が岸田氏の演説に言及した。
 産経新聞 4/24(水) 12:57


 岸田、尹両氏にノーベル賞を インド太平洋の平和貢献 米高官

【ソウル時事】キャンベル米国務副長官は24日、岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領が日韓関係改善と日米韓3カ国の連携を通して、インド太平洋地域の安全保障に貢献していると評価し、「ノーベル平和賞の共同受賞に値する」と称賛した。
 ワシントンのシンクタンク「ハドソン研究所」での講演で語った。
 バイデン米大統領は昨年8月、ワシントン近郊のキャンプデービッド山荘に日韓首脳を招いて会談。中国や北朝鮮の脅威を念頭に、日米韓の安保協力強化で一致した。キャンベル氏は「困難な歴史問題や国内の抵抗を乗り越える日韓首脳の決断は目覚ましかった」と振り返った。 
 時事通信 4/25(木) 17:47

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「アメリカが大絶賛」する日本の総理なのだから。

 まあ「ノーベル賞」というのはさすがにほめ過ぎだが、岸田氏の「米国の指導力は不可欠」という言葉がアメリカ人に「世界の秩序維持」を思い出させたのは確かである。

 この演説の中で岸田氏が、

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【ワシントン=森藤千恵、田島大志】岸田首相は11日午前(日本時間12日未明)、米議会の上下両院合同会議で行った演説で、日本が米国と連携して国際社会での役割を果たしていく考えを強調し、十数回以上もスタンディングオベーションを受けた。ただ、ウクライナ支援について、共和党議員の一部が拍手もしないなど、米議会の分断も垣間見えた。
 首相の演説は英語で約35分間行われた。
議場が最も沸いたのは、日本が米国と共に、国際秩序を守る決意を語った時だった。「日本はすでに、米国と肩を組んで共に立ち上がっている。米国は独りではない。日本は米国と共にある」と語りかけると、議場は大きな拍手に包まれた。
 読売新聞オンライン 4/12(金) 11:52配信「岸田首相演説「日本は米国と共にある」、十数回のスタンディングオベーション…米議会分断もチラリ」より

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 こういうことも言ったのだが、これなどはまさに「日本は不沈空母」といった中曽根総理(当時)の発言に近く、「そっち系勢力」から目の敵にされるのも当然だろう。

 この「グローバルパートナー」という言い方はよほど気に障るのか、

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(社説)日米首脳会談 説明なき一体化の加速

 自衛隊と米軍の「指揮統制」の連携強化、対中国を念頭に置いた米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」との協力、日米の防衛産業をつなぐ当局間の定期協議の新設――。
 岸田首相とバイデン大統領のワシントンでの日米首脳会談は、安保分野での協力の深化が前面に押し出された。日米を地球規模で協働する「グローバル・パートナー」と位置づけた共同声明は冒頭、「日米同盟は前例のない高みに到達した」とうたう。1960年の日米安保条約改定以来の「最大の変化の一つ」と評する米高官もいる。
 だが、それに見合う国民への説明は後回しになっていないか。加速する日米の「一体化」に幅広い支持が得られるのか。岸田政権の今後の姿勢が問われる。
(後略)
 朝日新聞デジタル 2024年4月12日 5時00分

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 朝日新聞をはじめ、

「社説:日米首脳会談 軍事の一体化は危うい」(京都新聞 4/12(金) 16:06配信)
「【社説】日米同盟強化 国民への説明軽んじるな」(西日本新聞 4/13(土) 9:01配信)


 と、左系メディアがいきり立っているのだが、なにをいっているのだ。

 朝日は(2017/05/07の記事、加憲ではなく全面改正を!)で引用した社説で、京都新聞も(2020/07/01の記事、「後の先」は居合の極意である)で引用した中で、「自衛隊は日本を守る盾であり、米軍が敵を撃退する矛となる」と書いているではないか。
 矛と盾はうまく連携するようにしておかなければ、どちらもその力を発揮できない。そのために協力体制を密にしようというのに、なにを文句を言っているのだろう?

 結局これも「憲法九条お札論」で日本の安保体制構築を押さえておきたいから持ち出していた詭弁でしかなかったということだ。
 ロシアのウクライナ侵攻でばれた、「憲法九条で日本は守られている」というたわごとと同じく。


 今回の訪米で岸田氏はアメリカから、、

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 バイデン氏「日米同盟は全世界の道標」尖閣は安保条約5条対象と明言

 バイデン米大統領と岸田文雄首相は10日、ホワイトハウスでの会談後、共同で記者会見した。バイデン氏は「この3年間で、日米間のパートナーシップは真にグローバルなパートナーシップへと変貌を遂げた」と述べ、防衛や経済の分野で更なる連携に取り組むとした。岸田氏は「国際社会は転換点にある。法の支配に基づく国際秩序を守るため、日米がグローバルなパートナーとして真価を発揮すべきだ」と話した。
 バイデン氏は、日米同盟の重要性を強調したうえで、米軍と自衛隊の調整機能強化、米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への日本の協力などに触れ、「日米同盟は全世界にとっての道しるべとなっている」と説明。さらに
沖縄県・尖閣諸島について、米国による対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象だと改めて明言した。
(後略)
【ワシントン松井聡】
 毎日新聞 4/11(木) 3:42

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 尖閣諸島が「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」の第五条、

第五条
     各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
     前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。


(外務省サイトより) 

 の適用下にあることを明確にさせた。

 大陸側からすれば「余計なことしやがって」というところだろう。

 なるほど、「そっち系」から嫌われるわけだ。


 本日の水。

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 雪解けが魅せる「水没林」 山形、白川湖で5月中旬まで


(写真、毎日新聞より。ライトアップされた白川湖の水没林=山形県飯豊町で2024年4月22日午後8時29分、竹内幹氏撮影)

 山形県飯豊町の白川湖で春の間だけ現れる幻想的な「水没林」のライトアップが始まり、訪れた観光客を楽しませている。
 白川ダムによって形成された白川湖に大量の雪解け水が流れ込み、湖畔のヤナギ林がつかる水没林。3月下旬から田植えや梅雨に備え水位を下げる5月中旬まで見ることができる。
 湖畔にはキャンプ場があり、カヌーなども体験できる。近年はSNS(ネット交流サービス)映えすると拡散され、国内外から多くの観光客が訪れるようになった。ライトアップは昼間だけでなく夜も楽しめるように昨年から始まり、今年は5月18日まで毎日午後6時半~9時に実施する。
 キャンプをするため仙台市から来た梅川穂花(ほのか)さん(27)は「水と木、自然のすごさを感じる」と水面に木々が映った光景に目を奪われていた。【竹内幹】
 毎日新聞 4/26(金) 15:30

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 水没林といえば上高地のものが有名だが、あちらはただ立ち枯れた樹が立っているだけなのに、こっちは茂ったまま自ら生えているから審美性が強いな。

 本当にそのまま絵画。ライトアップが「生」の中に「冷たい死」を投影しているようでもある。

 いいなぁ、ただずっと見ていたい。

 

原因調査はプロがやるから

 ほんの3日前にはこたつが恋しかったのに、今日は暑いし湿度は高いしで、エアコンの試運転をやってしまった。
 まったくなんて気候だろう。


 さて、

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 日ハム・伊藤大海の身長「176m」と誤記 プロ野球チップスカードでカルビー謝罪


(写真、産経新聞より。プロ野球チップスカードで身長が176mと誤表記された日本ハムの伊藤大海投手(田村亮介氏撮影))

 カルビーは19日までに「2024プロ野球チップス第1弾」のカード裏面の表記で誤字があったと公式ホームページ(HP)で謝罪した。誤表記があったのは日本ハムの伊藤大海(ひろみ)投手のカード(第1弾レギュラーカード58)。裏面に記載されたプロフィルの紹介で、身長を「176cm」と表記すべきところを、誤って「176m」と表記していた。
 該当の商品は1日にコンビニで先行発売され、15日からコンビニ以外の量販店で発売された。同社は15日、公式HPに「カード裏面の誤字についてのお詫びとお知らせ」と題した謝罪文を掲載。交換を希望する場合は対象のカードを送付すると、後日、プロフィルを修正したカードと送料を切手にて返送して対応すると説明している。
(中略)
 プロ野球チップスはもともと「プロ野球スナック」として1973年7月に誕生。その後、中身をポテトチップスに変更し、パッケージデザインやフレーバーを変えながら発売を続けてきた。選手のカードは例年、約400種類のカードを3月、6月、9月の3回に分けて発行される。(西村利也)
 産経新聞 4/19(金) 17:49

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 プロ野球チップスってまだあったんだ。

 私らが子供の頃は仮面ライダーチップスが大人気で、カードだけ取って捨てることが社会問題になったものだが、それも今や昔話。
 こちらは息長く続いているんだな。

身長176メートル」。
 でかいでかい。コンバトラーVの3倍近くある。
 マウンドに立ったら足がホーム近くまで占めてしまって、「打撃妨害」とみなされるかも(笑)。

 カルビーはこのカードを「ミスカード」といって交換を申し出ているが、こういうものは逆に「レアカード」といって後年価値が出るんじゃないか?
 それを見越して「持っていよう」という人もかなりいるのではないだろうか。今はそういう考えが社会に普通にあるのだし。

 だが、いくら「レア狙い」が一般的になっているからといって、

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 墜落ヘリ同型掲載の切手シート贈呈された鹿児島・鹿屋市長「値打ちがあるのでは」…市側が撤回伝える


(写真、読売新聞オンラインより。鹿屋市の中西市長)

 鹿児島県鹿屋市の中西茂市長(70)は23日、太平洋上で20日に墜落した海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」と同型機の写真が掲載された記念切手シートを贈呈された際、「値打ちがあるのでは」などと発言した。
 記念切手シートは、日本郵便が同市の海自鹿屋航空基地の基地開放や開隊70周年を記念して作成。切手シートには、桜島などを背景に飛行する同型機の写真3枚が使われていた。
 同社や同基地の幹部らは23日、25日からの販売を前に市役所を訪問。中西市長は記念切手シートを受け取った後、「事故後、すぐの写真だから値打ちがあるのでは」などと発言した。
 市によると、市側が海自に対し、発言を撤回する旨を伝えたという。
 読売新聞オンライン 4/23(火) 23:18

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 これはいただけない。

 これがただヘリが壊れただけで乗員が全員無事というならまだいいわけもたつが、人が亡くなっている事故で「(事故機の写真に)価値がある」はない。
 人としてどうか。ただ撤回するだけでは示しもつかない。

 鹿屋市長には、自分がどれほど軽薄だったかを、そのうち選挙民に教えてもらう必要があるだろう。


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 海自ヘリ2機が墜落 1人死亡、7人不明

(CNN) 海上自衛隊のヘリコプター「SH60K」2機が20日夜、伊豆諸島沖で、訓練中に墜落したとみられる事故で、ヘリコプターに乗っていた隊員のうち1人が死亡したほか、7人が行方不明になっている。木原稔防衛相が明らかにした。
 木原防衛相は20日、記者団に対し、行方不明者7人の捜索に全力を尽くしていると述べた。
 海上自衛隊によれば、2機のヘリコプターにはそれぞれ4人が搭乗しており、訓練中に墜落したとみられるという。
 木原防衛相は、ヘリコプターが衝突した可能性が高いとし、ヘリコプターのフライトレコーダーが発見されて回収されたと明らかにした。木原防衛相によれば、現時点で墜落の原因はわかっていない。
 米国のエマニュエル駐日大使はX(旧ツイッター)への投稿で、米政府が捜索・救助活動への支援を申して出ていると明らかにした。
 今回の事故では、午後10時38分にヘリコプター1機との連絡が途絶え、午後11時4分に、もう1機との連絡も取れなくなった。
 海上自衛隊によれば、SH60Kは主に駆逐艦に配備される。今回の2機は夜間に対潜水艦戦の訓練を実施していた。
 CNN.co.jp 4/22(月) 12:20

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 鹿屋市長が話しているように、海自のヘリが訓練中に墜落した。

 今はまだ「なにが起こったのか」すら明らかになっていないため、またぞろ「どこかの国がなんたら」と陰謀論を振りまいている者たちもいるようで。
 まったく「邪魔っけ」でしょうがないのだが、「邪魔」というならば、

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 海自ヘリ墜落、飛行記録から機体の異常確認されず 人的要因か


(写真、毎日新聞より。海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した伊豆諸島・鳥島の東の海域で捜索活動に当たる海自の艦船=2024年4月22日午前10時48分、本社機「希望」から)

 伊豆諸島・鳥島東の海域で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が墜落した事故で、木原稔防衛相は22日午前、現場海域で回収した事故機のフライトレコーダー(飛行記録装置)からデータを抽出できたと明らかにし、「現時点で飛行中の機体に異常があったことを示すデータは確認されていない」と述べた。海自は人的要因によって2機が空中で衝突した可能性も視野に入れつつ、抽>出データの解析など事故原因の究明を進める。
(後略)
【松浦吉剛、西本紗保美】
 毎日新聞 4/22(月) 11:09


 海自ヘリ、同じ高度を飛行し衝突か 機体が海底なら捜索難航の恐れ

(前略)
 事故は20日夜、鳥島の東約270キロの海域で夜間訓練中に発生。墜落した2機は別の1機とともに、ホバリングをしながらつり下げ式の探知機(ソナー)を海中に投入するなどして潜水艦を追尾する「対潜戦」の訓練に従事していた。墜落した2機のフライトレコーダーは近接した場所で発見され、運用状況からも海自は同程度の高度を近接して飛行し、衝突した可能性が高いとみている。機体の位置や姿勢、機内の会話などのデータ解析を本格化させる。
(後略)
【松浦吉剛、西本紗保美】
 毎日新聞 4/22(月) 20:23


 海自ヘリ2機墜落、機内音声に異常報告なし…異常接近して衝突か

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が訓練中に太平洋で墜落した事故で、2機のフライトデータレコーダー(FDR)の初期段階の解析では、機内の音声記録に機体の異常を報告するやり取りがなかったことが、防衛省への取材でわかった。同省は2機が異常接近して衝突したとみており、操縦や安全管理の状況を調べている。
(後略)
 読売新聞オンライン 4/22(月) 21:58


 事故のヘリ2機、衝突防止のアラート鳴らず 情報共有リンク切断か

 伊豆諸島東方の太平洋で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が墜落した事故で、他機が異常接近したときに衝突の危険を知らせる警報音が、2機とも鳴っていなかったとみられることが、関係者への取材でわかった。夜間訓練中、重要な安全システムのひとつが機能していなかった可能性がある。
(後略)
 朝日新聞デジタル 4/23(火) 4:00


 海自ヘリ2機、別任務で飛行か 海幕長「捜索救難に全力」

 伊豆諸島の鳥島東方海域で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が墜落した事故で、2機が無線を通じて機体の位置情報などを共有できる「僚機間リンク」と呼ばれるシステムに接続していなかったことから、それぞれが訓練中に別の任務を担っていた可能性があることが23日、関係者への取材で分かった。海自は2機が空中衝突したとみており、フライトレコーダー(飛行記録装置)のデータ解析を進め、墜落の経緯を詳しく調べている。
(後略)
 共同通信 4/23(火) 18:30


 海自ヘリ墜落、能力検証の「査閲」で複雑な状況設定か 通信制限の可能性も

 伊豆諸島の鳥島東方海域で起きた海上自衛隊SH60K哨戒ヘリコプターの墜落事故では、司令官が部隊の戦術技量を確認する「訓練査閲」が行われていた。墜落した2機は情報共有のための通信システム「僚機間リンク」をつなげていなかったが、査閲で与えられた複雑な設定に対応するためだったとみられる。電波の発出を最小限に抑えた隠密行動を夜間に徹底していた可能性もある。こうした積み重ねが世界に誇る海自の対潜能力を支えている。(市岡豊大)
(後略)
 産経新聞 4/23(火) 20:17


 事故の海自ヘリ、訓練で「隠密」行動か 位置システム最初から使わず


(図、朝日新聞デジタルより。対潜哨戒ヘリの訓練のイメージ)

 伊豆諸島東方の太平洋で海自ヘリ2機が墜落した事故で、事故機は当時、互いの情報を共有するシステムをあえて使用せずに飛行していたことが、政府関係者への取材でわかった。「隠密」で敵潜水艦を追尾する想定で、電波の発信をほぼ遮断して行う難易度が高い訓練の中で事故が起きた可能性がある。
(後略)
 朝日新聞デジタル 4/25(木) 5:00

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 と、「か?」「か?」と推測をどんどん流しているメディアもまた「邪魔」。

 この正月、(2024/01/03の記事、「デマ屋」の肩書を見てごらん)で取り上げた羽田の事故の時にも書いたことだが、事故調査委員会などがデータを集めて分析した公式見解を出す前に「ああだこうだ」「こうに違いない」というストーリーを人々に刷り込むのは「害」でしかない。
 つい最近も小林製薬のサプリ事案で(2024/04/09の記事、化学者だって知らないんだから)で取り上げた「プベルル酸がー」と騒いでいる化学素人のコメンテーターたちのおかげでただメーカー叩きばかりが激しくなり、(2024/04/21の記事、「フェイクニュース」って誰が流すんだっけ、NHKさん?)で書いたような「『その線』で煽るためのデマ記事」を書いてしまうメディアまで出てくる始末。

 ただ行方不明の乗員捜査の様子を伝えていればいいのに、「事故の原因はこれこれか?」と書きまくるメディアは、事故を商売道具としてみているというところで、鹿屋市長と大差がない。

 そして政府関係者は、そんな取材者がいくら食い下がってきても「公式発表を聞いてください。私はノーコメント」を貫かなくては
 これでは「セキュリティークリアランス」制度もきちんと機能するか心もとない。


 本日の体験。

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 ビールの目線で製造体験 銀座に「ドライ」没入型施設 アサヒ


(写真、時事通信より。東京・銀座にアサヒビールが開設するスーパードライの没入型ショップが提供するビールの缶の視点での製造体験アトラクション(同社提供))

 アサヒビールは25日、東京・銀座に主力ビール「スーパードライ」の没入型ショップをオープンする。
 工場での製造過程をビールの缶の視点で追う迫力映像を体感できるアトラクションを用意。機械で泡に文字や画像を描く「泡アート」が施されたビールや、厳しい育成プログラムをクリアした「タップエリート」が注ぐビールも楽しめる。
 ショップの名前は「SUPER DRY Immersive experience」で、9月30日までの期間限定。予約は不要で、入場料はビール1杯とポップコーン付きで700円。未成年は成人の同伴があれば入場可能で、お酒を飲めない人を含めビールをソフトドリンクに変更して500円で入場できるという。 
 時事通信 4/24(水) 19:34

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「ビールの目線」というから麦芽から始まるのかと思った。
 倉庫に積まれているところから煮られているところからタンクに入れられているところから……退屈そうだと思ったら、缶目線なのか。
 するとラインを高速で流れるシーンが続くのかな?
 目が回りそう。

 でこういうところの楽しみは「工場直送の出来立て」が用意されている(はず)というところ。
機械で泡に文字や画像を描く『泡アート』」ねぇ。
 そういうの望まない人には「普通のやつをもう一杯」としないかな?