「耳を疑った」のはこちらだよ | 偕楽園血圧日記

「耳を疑った」のはこちらだよ

 今度は愛媛の方で大きな地震が。
 今のところ大きな被害のニュースがないのはいいことだが……。


 さて、

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 蓮舫氏「耳を疑った」岸田首相の訪米中の発言を批判「勘違いを補欠選挙でただしてほしい」


(写真、日刊スポーツより。東京15区補選の応援に入り、立憲民主党の候補への支持を訴える蓮舫参院議員(撮影・中山知子氏))

 立憲民主党の蓮舫参院議員は16日、同日に告示された衆院東京15区補選(4月28日投開票)の同党候補の応援のため東京都江東区で街頭演説し、岸田文雄首相がさきの訪米中、米連邦議会の上下両院合同会議で演説した際に「すてきな拍手」と発言したことを皮肉り「耳を疑った」と、指摘した。
(中略)
 蓮舫氏は「先週訪米した岸田総理。気分よかったんでしょうね。国賓待遇。リムジンの中でバイデン大統領とツーショット、うれしかったんでしょうねえ」と皮肉を続けた上で「アメリカの議会で温かい拍手がきたら、つい本音で言ってしまった。『こんなすてきな拍手、日本の国会ではない』。耳を疑いましたよ」と厳しく指摘。「すてきな拍手が送られる。そんな状況が岸田総理や自民党に広がっているというそんな勘違いを、今回の補欠選挙でただしていただきたい」と、呼びかけた。
「裏金議員を続出する自民党に、すてきな拍手を送るいとまはない。さっさと撤退してもらうのが、酒井菜摘の勝利だ」と述べ、同党候補、酒井菜摘氏(37)への支援を呼びかけた。
(後略)
 日刊スポーツ 4/16(火) 21:53

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 この人、こんな程度のことしか言えないのか。まあ分かっていたけど。
 ジョークの揚げ足取りなど下品極まる。

「耳を疑った」というならば、あなたの「2位じゃダメなんですか?」の方がよほど耳を疑った人を多く生んだことだろう
 技術開発で「1位を目指したが結果的に2位だった」と「初手から2位でいいと思ってやる」の間には「越えられない壁」があるのだが、そんなこともわからない人間が偉そうに「予算削り」をやっていたのだから。

 もっとも蓮舫議員は、

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 岸田総理の絶賛スピーチ「基本レベルの英語」でも大成功のナゼ

 岸田首相の英語スピーチが聴衆の心をつかんだ“勝因”は何だったのでしょうか? 米議会でスタンディング・オベーションが10回以上も起きた演説について、難易度や発音・スピード、内容の展>開、目線や仕草も含め分析してみましょう。(トライズ代表 三木雄信)
(中略)
● 英単語は「大学共通テスト」くらいの難易度
 まず、「単語」の観点で分析をしてみます。オックスフォード大学出版局が発行している『オックスフォード・ラーナーズ・ディクショナリー』のテキストチェッカーを使うと、英文の単語の数や>レベルを簡単に知ることができます。
 岸田首相の演説の単語数は2185単語でした。そして、頻出の単語群をレベル別に分類したのが、下の図です。


(グラフ、この記事に添付のものより)

 Categoryを上から順に見ていきましょう。まず、「Oxford3000」は、全ての英語学習者が知っておくべき3000の主要単語のリストを指します。CEFR(外国語の運用能力を測る国際標準)に準拠しており、英語学習者がCEFR のA1~B2レベルで知っておくべき単語をガイドしています。岸田首相の演説は、このレベルの単語が84%を占めていました。
 その次に高度な単語群が「Oxford 5000」で、上級英語学習者向けに拡張されたコア単語リストです。Oxford 3000のコア単語リストにCEFR準拠の2000単語が加わった、CEFR のB2~C1レベルの上級学習者がさらに語彙を増やすために学ぶべきハイレベル単語群です。同様に、このレベルの単語で89%をカバーしていました。
 その下の「OPAL written words」は、アカデミックな分野のライティングで知っておくべき重要な単語群です。同じく、このレベルの単語が16%含まれていることが分かります。なお、分類できない単語も11%ありました。
(中略)
● 欧米スピーチの典型的話法に徹した
 ここで、スピーチした時間と話す速さについても分析してみましょう。岸田首相が約34分、バイデン大統領が約21分でした。岸田首相のほうが約1.5倍の時間がかかっています。1分間に話す単語数であるWPM(Words Per Minute)では、岸田首相がWPM64、バイデン大統領がWPM113になります。
 英語のネイティブ話者は一般的に、WPM180以上です。それに比べると岸田首相のWPM64は、ずいぶんゆっくりですね。しかし、バイデン大統領の演説でもWPM113でした。米国において政治家のスピーチは、英語が第一言語ではない人にも容易に聞き取れることが重要なため、この程度の速度が適切と考えられています。なので、岸田首相のWPM64も、英語のネイティブ話者でない政治家のスピ>ーチとしては問題ない速度だと思います。
(中略)
 最後に、発音についてはどうでしょうか。一部、言い淀むところもありましたが、ネイティブ話者が聞き取ることが容易にできる発音で、全く問題なかったと思います。
 また、全体の雰囲気や仕草については、プロンプター(原稿を投影する透明の板)をうまく使いながら視線を高く、左右に違和感なく聴衆全体に振り分けていた点が非常に良いと思いました。ジェ>スチャーも自然で程よく、相当な気配り(あるいは練習)をしていたと思いました。
(後略)
 ダイヤモンド・オンライン 4/14(日) 10:02

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 この手の「単純に語学的な分析」がされている記事にすら、

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そりゃぁ、カモがネギだけでなく具材全部と鍋まで背負って頑張ってますアピールして、火までおこしてくれているのだから。
いただく側からしたらスタンディングオベーションの嵐でしょう。
それが嬉しくて、満面の笑みで喜ぶのだからチョロくて使いやすい限りですよ。

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いや~、自身が「火の玉」だから、出来立てほやほやの鴨鍋を振舞ったんじゃない?(笑)

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日本語では、会話も通じないってのを国会で繰り返しているが。
単に誤魔化そうとして答えないからだけど。
相手を立てて喜ぶことばかり言っていれば絶賛はされる。
日本に住む人にも優しくして下さい。

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大した交渉も要せず、バカスカ金を出してくれる総理大臣にリップサービスと拍手くらいくれるでしょう。課題山積な国内をほっぽり出してまでアメリカ訪問をした成果があったとは到底思えません。詐欺紛いの実質的増税や裏金、全く進展しない万博などある中で、「日本ではこんなに拍手してもらえない」と発言するようでは、一国を預かる身としてあまりに浅はかで軽薄であり、失望感は深まるばかりです。いい加減にしてほしいと思います。

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なんて、官僚が作ったスピーチをまるまる読んでいるとマスコミは言わないだ!いつもの様に下を見ながら読んだだけ、それにいつもの画像の切り取りの仕方、報道まともに、放送しろ!大事なところで米国と中国を間違えたところ、なぜ、もっと放送しない!なに考えて放送しているの、田崎解説者と同じか!

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自分を国賓待遇(と言われている、実際はそこまでも…)で招いてくれた米国に、日本人が呆れるほどヨイショして、そして従属する内容。お土産はウクライナへの支援の肩代わりか?

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つくづく日本のマスコミの程度の低さが如実に、このダイヤモンドも同様。
これで支持率急上昇し衆院補選島根で自民が勝てば、してやったりだろう。

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くだらなく、長い記事。
犬猫が英語しゃべったら、そりゃ驚くでしょ。
テレビでも「ゴハン」と言う猫が注目を浴びる。
いっしょ。

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>絶賛スピーチ

米国を喜ばせることばかり言えば歓迎される。

 上記記事コメント欄より

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 こんな程度のコメントをつけて留飲を下げているような層に向けて演説しているのだろうから、戦術としては正しい。
 が、おかげで政治家としての「器の小ささ」が露呈されているから世話はない。

 このコメント欄にも「日本語が怪しい」者もあるのだが、はたしてこの「蓮舫演説」はどれぐらいの人間の「心に響く」のだろう。


 まあそれはそれとして、「我々の候補を」といっている蓮舫氏の属する政党はといえば、(2024/04/12の記事、政治家は「煽り屋」になってはいけない)で取り上げた「子育て支援金」に関して、

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 立民、子育て支援金で対案提出へ 日銀ETF分配金を財源に 維新は制度廃止を主張「ステルス増税だ」

 立憲民主党は、医療保険料と合わせて子ども・子育て支援金制度の負担金を徴収する政府提出法案を巡り、日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)の分配金を財源に充てる対案を提出する方針を固めた。14日のNHK番組「日曜討論」で同党の石川香織氏が明らかにした。
 日本維新の会は支援金制度廃止を盛り込んだ修正案を提出する方針だ。同番組で維新の金村龍那氏(衆院比例南関東)は負担金について「ステルス増税としか言いようがない。何かの中に含めるような財源の求め方は厳しく律するべきだ」と批判。財源確保策に向け「社会保障制度全体を見直すべきだ」と指摘した。
 カナロコ by 神奈川新聞 4/15(月) 19:20

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 こんなことをいい出している。

 やれやれ。
「こいつら」、「埋蔵金」といっていた頃から何も変わっていない。まったく財政につい「知らない! 勉強していない!」。

 株を持っていればわかることだが、配当というのは年によって金額が変わる。投信の利益も、その時々で変わる。
 だから彼らはGPIFが資金の一部を株式に投資していることを非難していたのではなかったのか。たまに赤字の四半期が出ると大々的に記事にするメディアと一緒になって。
 年金財源はこのGPIFの株式投資が全てではないから多少の変動で全体が揺らぐことはないが、ETFの分配金を柱とする補助金体制を構築などして「分配金が尽きたので今年は支給がありません」となったらどうするのか。
「埋蔵金」の時にも「もしあってもそれは一回使ったら終わり」と指摘されたが、立民の前身、蓮舫氏らが属していた民主党は「それを原資にした補助金」を謳い、「だから国民には負担はありません」といった。
 結局原資にするといっていた「埋蔵金」などなかったし、おかげで「子ども手当」は公約通りのものにならなかった。扶養控除は廃止にされたのに。

 今またその時と同じことを彼らはいっているわけで。
 さて。「まだこれに引っかかる有権者」というのはどれぐらいいることやら。
 これならまだ「『男女共同参画なんたら』の予算から出せ!」といった方が受けるのに。それは「彼らの側の利権」だから突っ込めないのだろうなぁ。

 ところで蓮舫議員、「裏金議員を続出する自民党に、すてきな拍手を送るいとまはない。さっさと撤退してもらう」というのならば、まずはご自分の党の国会対策委員長をなんとかしていただけまいか? そしてそんな人間を党幹部にしている「立憲民主党」という政党も
(2023/12/13の記事、また「政界の常識」からは目をそらすのか)以来何度も書いているように、彼もまた「パーティー券収入を収支報告書に記載しなかった」裏金作り議員なのだから。


 本日の奇祭シリーズ。

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 金色に輝く菩薩たちが大行列 奈良・當麻寺で荘厳な「仏教絵巻」


(写真、朝日新聞デジタルより。きらめく菩薩たちがゆっくりと進んだ=2024年4月14日、奈良県葛城市の當麻寺、清水謙司氏撮影)

 古刹(こさつ)・當麻(たいま)寺(奈良県葛城市)で14日、伝統行事「練供養会式」があった。今年は晴れた日曜日の開催。大勢の人たちが、きらめく菩薩(ぼさつ)たちによる荘厳な「仏教絵巻」に見入った。
 練供養会式は、同寺ゆかりの中将姫が、大勢の菩薩たちに極楽浄土へ導かれる様子を再現したものだ。1千年以上の歴史があると伝わる。
 この日も、極楽浄土に見立てた国宝の本堂から、金色に輝く面と美しい装束を身につけた菩薩役が続々と現れた。行事用にかけられた木の橋を進み、中将姫がいる娑婆(しゃば)堂へ。姫の像を連れて、再び本堂に戻った。
 練供養(来迎会)は全国各地に伝わっているが、當麻寺のものは特に知られている。お寺や歴史の好きな人たちにはあこがれの行事。今年、国の重要無形民俗文化財に指定された。(清水謙司)
 朝日新聞デジタル 4/16(火) 12:54

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 アジア版の黄金聖闘士だろうか(笑)。

 中将姫というのはあの藤原鎌足の曾々孫にあたるという。
 実在の人物のようだが、「生きたまま菩薩に導かれて」というのはさすがに。

 だが、昔はこれだけの金色菩薩が練り歩く姿は、人々に畏敬の念を抱かせるに十分だったろうなぁ。
 現代でもなかなか壮観なのだから。