「ジャーナリスト」を名乗るのならば…… | 偕楽園血圧日記

「ジャーナリスト」を名乗るのならば……

 NHKの「新プロジェクトX」で「写メール機」のことを取り上げていた。
 当時経済誌などは「Iモード万歳」でNHKもそれに追従して「J-PHONEなんか」扱いだったのに、手のひら返しもひどいものだ。
「写メール」は、彼らがこの時見向きもしなかったJ-SKYの技術が生かされているのだぞ。


 さて、「リニアの開通が遅れたので仕事した」といって辞任を口にした静岡県の川勝知事、(2024/04/03の記事、「もはや用済み」というわけか)で書いたように「六月になってもなんやかんやで居座るのではないか」と心配だったのだが、

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 川勝平太・静岡知事が退職届 差別的発言に批判収まらず辞職前倒し


(写真、朝日新聞デジタルより。中沢公彦・静岡県議会議長(右)に退職届を渡す川勝平太知事=2024年4月10日午前9時23分、静岡市葵区の県庁、田中美保氏撮影)

 職業差別と受け止められかねない発言をしたとして批判され、辞職を表明していた静岡県の川勝平太知事(75)が10日午前、県議会の中沢公彦議長に退職届を提出した。30日後に自動的に失職する。知事選は最も早い場合、5月9日告示、26日投開票の日程で行われる見通し。
 川勝氏は当初、6月県議会冒頭で辞職する意向だったが、県民らからの批判が収まらず、発言を撤回したうえで、辞職の時期を前倒しした。県によると、県庁には批判や苦情が9日までに2825件寄せられた。擁護の意見は184件あった。
 朝日新聞デジタル 4/10(水) 10:23

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 気が済んだのかすっぱり退職届を出してくれた。
 が、この後の会見で細川ガラシャの「人は死ぬべき時を知ってこそ」という辞世の句を口にしてまた総スカンを食らっているのだからどこまでも思いあがった「リベラル仕草」は止まらない。

 さて、この人間の後任はどうなることだろう。「川勝の子分」といわれているような人間も立候補を表明しているし。
「国土の発展」を考えてくれる人がなってくれたらいいのだけど。


 一方、

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 玉川徹氏「バカは死ななきゃ治らない」自転車の危険蛇行運転にあきれ顔

 元テレビ朝日の玉川徹氏が11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、千葉県内などで散見されている自転車の蛇行運転について「なんのために命をかけてるのか」とあきれ果てた。
 この日は千葉県などで自転車の蛇行運転をする人が目撃されているという話題を取り上げた。過去には埼玉県桶川市などで「ひょっこりはん」などと言われ、車の影から突然飛び出し、蛇行運転する人物がいたが、自転車によるあおり運転は、過去には実刑判決も出ていることなども紹介した。
 番組では視聴者が撮影した蛇行運転をする人物の動画も紹介。対向車線に飛び出す運転は明らかに危険で、タイミングによっては車に跳ねられてしまう危険もはらんでいることから、玉川氏は「なんのために命をかけてるのかが、全然分からない。命がけの迷惑なんですよね」とあきれ顔。
 そして「浪曲のセリフで『バカは死ななきゃ治らない』ってセリフがありますけど、これを見ていると本当にそう思いますね」とも語っていた。
 デイリースポーツ 4/11(木) 9:09

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 やれやれ(ため息)。

 言いたいことは分かるとし、市井の人間ならば普通の会話でこういうことをいうこともあるだろうが、自分は今まで与党の政治家たちが「公」と彼らが見なした場所でこういう言葉を口にしたら、どけだけ騒いできたか。
「自分は政治家ではない」というのかもしれないが、「テレビという公の場で話をしている人間」ということでは、世間への影響力はむしろ政治家よりも上。
 これが何も言われないのは、彼のキャラがそうだというのか、それとも「ダブスタ発揮」が起きているのか……。

 ところでこの玉川氏、大阪万博に対してとにかく批判的なことばかり口にしているせいか、府知事がキレて「出禁だ!」と身内の会合で言ってしまい、非難されていたのだが、

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 吉村知事、玉川徹氏に万博「出禁」発言を撤回 謝罪し真意も語る

 大阪維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は10日、2025年大阪・関西万博に批判的なコメントをしたコメンテーターに、会場への出入りを禁止するとした自身の発言を撤回し、「不適切だった」 と謝罪した。吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長(理事)の立場にあり、発言は国会で取り上げられたほか、SNS(ネット交流サービス)でも「言論統制に当たるのでは」と物議を醸していた。
 吉村氏は3月に大阪府茨木市であった維新の集会に出席した際、テレビ朝日の情報番組でコメンテーターを務める玉川徹氏を名指しし、万博に批判的なコメントをしているとして「会場に入れさせない」との趣旨の発言をしていた。
 吉村氏は4月1日、報道陣に発言の真意を問われ、「本当に出禁(出入り禁止)にする権限があれば問題だと思うが、権限は全くない」と釈明。「万博を批判するのはいいが、賛否両論ある中でもう少し公平に報道してもらいたい思いが背景にあった」と語った。
 その後、議論は永田町にも飛び火。3日の衆院内閣委員会で、立憲民主党の中谷一馬氏が吉村氏ら協会理事が特定のメディアや人物の出入り禁止を提案・決議できるかと質問したのに対し、万博を所管する経済産業省の審議官は「理事会の目的に沿うものであれば議事を提案することは可能」と答弁した。
 吉村氏は10日の記者会見で、「振り返って言い過ぎた。政治集会の場でも良くなかった」と発言を撤回し、「玉川さんに謝罪を申し上げる」と述べた。【東久保逸夫、藤河匠】
 毎日新聞 4/10(水) 19:44

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「言い過ぎだった」と謝罪をされている。

 これを受けてさっそく、

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 吉村知事に「モーニングショーにも撤回謝罪すべき」紀藤正樹弁護士が指摘「権力が番組を…」

 弁護士の紀藤正樹氏が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大阪維新の会代表で、大阪府の吉村洋文知事が、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで元テレビ朝日社員玉川徹氏に対する「出禁」発言を撤回した件について、私見をつづった。
(中略)
 紀藤氏は、吉村氏が発言を撤回したことを報じる一部メディアの記事を添付。「発言が『モーニングショーは禁止。玉川徹は禁止って言ったろかな』-記事引用-なら、玉川さん個人の問題を越えモーニングショーにも撤回謝罪すべき。権力が番組を選別するような発言は問題」と指摘した。
 日刊スポーツ 4/10(水) 18:54

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「番組にも謝れ!」と言い出す者もあらわれて。

 ああなるほど、「そっち系」の人間が「謝ったら負け」という態度をとるのは、自分たちが「謝った人間にはとことんその頭を踏んづけたがる性質」だからなんだなということがよくわかる。

 今回の件で吉村知事を攻撃していたのはこういう人間たちで、お定まりのように「辞任だ!」「辞任だ!」と繰り返していたのだが、不思議なことに玉川氏自身が知事に対して反論したという記事を見たことがない。
 番組の中でなにか言っていなかったのだろうか?
 普段の彼ならば、こんなことを言われたら「強権!」とばかりにかみつくと思うのだが……テレ朝にとめられているのだろうか? でも今の彼は定年退職してテレ朝の社員ではないし。

 なにやら「出来レース」のような臭いすら感じてくる話だが、知事が頭を下げたというならばいい機会だ。ここは玉川氏は「独占インタビューを受けてください」と申し込んでみたらいかがだろう? 「ノーカット動画付きで流しますよ」と。
 これは吉村氏も受けないわけにはいくまい。

 それが「ジャーナリスト」流の「片の付け方」というものではないのだろうかな。


 本日の花見。

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「黄桜」直営店でキザクラ開花…ソメイヨシノと「二重奏」、花にも酔いしれて


(写真、読売新聞オンラインより。淡い黄緑色の花を咲かせたキザクラ。後方ではソメイヨシノが見頃を迎えている(京都市伏見区で))

 淡い黄緑色の花をつける桜「キザクラ」が、大手清酒メーカー「黄桜」の直営店「キザクラカッパカントリー」(京都市伏見区)で開花した。遅咲きの桜だが、今年は開花が2週間ほど早く、ソメイヨシノと<二重奏>を奏でている。
 同社の社名はキザクラにちなむ。ウコンザクラとも呼ばれ、徐々に黄色みが薄れて白くなり、最後はピンク色になる。色の移り変わりに風情を感じた創業者の松本治六郎(じろくろう)が社名に決めた。
 週末頃はまだ黄緑色の花が楽しめそうだという。観賞は無料。問い合わせは同カントリー(075・611・9919)へ。
 読売新聞オンライン 4/12(金) 8:38

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 本当にあるんだ。「黄桜」という名前の桜。

 偕楽園にも少し黄色かがったいめの策桜があるけど、あれも「黄桜」なんだろうか?
「キザクラ」を眺めながら「黄桜」を傾けるなど乙だねぇ。

「黄桜」といえば「カッパっぱ~」のコマーシャル。子供の頃はなかなか「恥かしい」ものだった。
 あれが普通にテレビで流されていた。
 今なら「ネットフェミ」が大騒ぎすることだろうな。